ひまわり花
ラリー・ニーブンのSF「リングワール」に登場する「ひまわり花」(Slaver Sunflower)。細かい設定は忘れてしまったが、光を集約して攻撃してくる生物兵器だったと思う。
向日性のひまわりの明るいイメージと、それらが無言で集団で攻撃してくるイメージとが相反し、かえって生物兵器としての怖さを醸し出していたように記憶している。人工物としての植物。そこには動物を模したロボットとは違う本質的な矛盾のイメージがある。Slaver Sunflowerという言葉も考えて見ると恐ろしい。
下記の動画、樹木を模した風力発電をする植物状のその姿に、私が必ずしもポジティブになれないのは、そんなところに理由がある。
Wind Tree Uses Micro-Turbine Leaves To Generate Electricity
もちろん、もっとデザインが洗練されれば、私のそんな印象は払拭されてしまうのだろうけれども。