okadamktの日記

That's what we call a tactical retreat.

VR積読

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SNSを使うようになって困ることは、読みたい本がやたら増えてしまうことだ。対処法としてやっているのがVR積読

最初にやったことは、Amazon VR積読。読みたいと思った本はなんでもかんでもどんどんAmazonのショッピングカートに放り込んでしまう。

この方法のよい点は、

  1.  いつでも、思いついたときに衝動的に実行可能
  2. 衝動的にできるから、衝動買いの欲求も満足
  3. いつでもリアルに買えるのさ、と思わせるリアリティ
  4. 注文合計金額を見て、理性が機能
  5. リアルな本屋でも、VR注文残のあの本この本が意識に上り購入に歯止め
  6. リアル積読は積んだ瞬間に記憶から消え同じ本も買ってしまう。VR積読ではそんなことは皆無

聞いてみるとやっている人は結構多い。

問題は可処分所得に対する情報エンゲル係数が跳ね上がってしまうこと。Amazonでなにか買わなければいけないたびに、VR積読をポチッとしてしまう誘惑と戦わなければならない。そんな戦いに勝利することが出来るのであればこの世から衝動買いは消え去ることだろう。

改善策Ⅰとして行ったのが『AmazonでVR積読すると同時に「今は買わない」というステータスに移行させること』。ただ、しばらく続けてみたがどうもしっくりこない。よい点の「2)衝動的にできるから、衝動買いの欲求も満足」と「3) いつでもリアルに買えるのさ、と思わせるリアリティ」に微妙に不満が残ってしまう。

改善策Ⅱとして現在行っているのが『カーリル・読みたいリスト』の利用。
https://calil.jp/list

これがなかなかいい。衝動的な気持ちが『予約』という行為で代行される。もちろん地元の図書館にその本がないこともあるが、それはVR積読にはなるので自分の中の「欲しい」気持ちを振り返られる。さらに実際に本を借りてもチラ見して「違う」と感じたら読まずに図書館に返すことができる。

未来の自分の読書リストをバーチャルに作る。そう、これはフューチャー・ライフ・ログなのだと思う。

(2005年1月23日, mixi 改)