2125年の人口
総務省統計局のサイトにある「日本の統計2017」の「第2章人口・世帯 2- 1 人口の推移と将来人口(エクセル:41KB)」から2015年以降の人口を切り出して表にしてみた。数字の単位は千人。
(表1)
淡々とした数字だが、0~14歳の年少人口は2095年では2015年の3割の479万人と推定されている。総人口も6000万人を割って5332万人だ。65歳以上の老年人口の占める割合である高齢化率は2095年で41%と超高齢社会であることは間違いない。一方で、絶対数でいえば老年人口は2045年にピークアウトし、2095年では2015年の2/3になっている。
表2は表1から10年ごとの人口変化率を計算したものだ。総人口の10年ごとの減少率は2075年以降、ほぼ-13%に落ち着く。老年人口は2025年では2015年に比べ10%の伸び率だが徐々に減少、2055年にはマイナスに転じ、2095年には-13%を越える。0歳~14歳の年少人口も2025年までの-16.7%は急激な減少だが、これも2095年には-14%前後だ。
(表2)
統計局のサイトは2095年までの推定で、以降は数字が公表されていない。図1では2100年以降の総人口と年代別人口をそれぞれ10年ごとに-13%の減少率として外挿している。2100年以降の10年ごとの減少率がそれほど急速には変化できないとすれば、それなりに妥当な外挿だろう。
2125年、私はすでにいない。しかし、もしこの仮定の計算のように、仮に人口が2125年に4000万人を切ってしまうのであれば、都市の本質的な再設計はいまからあってしかるべきかもしれないとは思う
【参考】
2- 1 人口の推移と将来人口(エクセル:41KB)
(統計局ホームページ/日本の統計 2017−第2章 人口・世帯より)