okadamktの日記

That's what we call a tactical retreat.

雑感

語義の表現形

新明解国語辞典(第4版)で「さびしい」の語義と用例を読んでいて気がついたことがある。 さびしい【寂しい】(形)①自分と心の通いあうものが無くて、満足出来ない状態だ。 「-生活」②社会から隔絶されたような状態で、心細くなる感じだ。 「-山道」 ③有…

予感

「どうかご自愛ください」 「お体を大切にしてくださいね」と同じ意味だが優しい言葉だ。相手の周囲に対する細やかな気持ちをおもんぱかり、寄り添う心遣い。「自愛」という字義の通り、本来、自分を大切にすることはとても重要なことだし、丁寧な生き方だと…

物語について

ル=グウィン「ギフト」(Gifts )の一節。 その物語はぼくの中に生きている。それがぼくの知る限り、死を出し抜く一番いい方法だ。死は自分が物語を終わらせることができると思っている。物語が自分―つまり死―の中で終わっても、物語が死とともに終わるので…

トカトントン

I先生と車の中でどうでもいい話ばかりしていたら,同乗者のTさんから「二人の話はあんまりどうでもいいから,どうでもいい倶楽部ですね」と認定されてしまう。 そのまま,どうでもいい倶楽部メンバーとして話を続けていたら、「トカトントン」の話になる。…

フローとしての日記

子どもの頃、日記を書いていたことがある。大学の頃もときどき思い出したように書いていた。mixiでの日記は2005年11月から2013年12月まで約8年ほど書いた。 mixiでの日記を始める前は、写真日記を付けていた。気が向いたときに撮った写真を家のプリンターで…

釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助

釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助 「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」を観る。楽しかった。なんなんだろうこの罪の無さは。濱田岳演じる浜崎伝助のかろみは。 まるでイタリア歌曲のようだ。「お父さん、私あの人と結婚できないなら、このベッキオ橋から飛…

失われし、げげーべん

何かを取りにベランダに出たのか、突然、ドロシーが、「げっ、げげーべん。結構寒いです。」といいながら、部屋に入ってきた。 笑ったら、「えっ、げげーべんって言わない?」とドロシー。君さぁ~、最近の人は、あまり言わないと思うよ。 この話を別の場所…

きっかけ

たぶん、小学校の3年生ぐらいまで、私は本を読むことがない子どもだった。仲のよかったN君はドリトル先生の全巻を読んでいたりしたけれど、私はそれをどうとも思っていなかったし、すごいなとも思っていなかった。単純に、本を読むことに興味がなかった。 実…

答えのない質問

レナード・バーンスタインの「答えのない質問」。副題は「1973年ハーヴァード大学詩学講座」。高校生の頃に本の方を古本屋で買った。それなりの値段がしていたような気がする。少し背伸びをしながらわくわくして読んだ。 目次は、1.音楽的音韻論、2.音楽的統…

近所のブックオフで

近所のブックオフで、岩波ジュニア新書「詩のこころを読む」を100円で買った。茨木のり子著。 冒頭、「はじめに」として、茨木のり子はこう書いている。 いい詩には、ひとの心を解き放ってくれる力があります。いい詩はまt、生きとし生けるものへの、いとお…

いつもと違うことをする。

横浜のお寺で、写歌詞(歌詞を丁寧に書写すること)をする機会があった。写経ではなく写歌詞、始める前は正直「え~、写歌詞??」と思わないでもなかった。 「この中から選んでくださいね」と6つの歌詞を見せられた。歌謡曲の愛や恋の歌で、時代も自分の中…

判断までの時間距離

President Onlineのインタビュー記事 『厚切りジェイソン「年収2000万の勉強法」』が面白いなと思った。http://president.jp/articles/-/19946 面白いなと感じたのは、そこに「することを迷わない」工夫があるからだ。未来の自分に対して、どうなりたいとか…

ロードマップとロジスティクス

SEMATECHという米国政府と民間半導体メーカーによる官民合同の次世代半導体の製造技術に関するコンソーシアムがあった。米国半導体産業の競争力回復に大きく貢献したと言われている。 私がAustinにあるSEMATECHを訪問したのは1993年の夏だ。研究所の役員が当…

スーパー・ワイドレンジ・キュレーター

プレジデント社の編集の中嶋さんから、株式会社侍の三宅さんの「為末大学ランニング部」に関する話を聞いてほしいとの連絡をいただく。 世間ではこれを『木に縁りて魚を求む』という。普通の人は私に「走るに関わる話」をしない。私は元来走ることが不得意で…

バーチャルお遍路、四国路を歩く

春の日、愛媛県西予市にある四国八十八箇所霊場の第四十三番札所・明石寺(めいせきじ)を過ぎ、第四十四番札所・大寶寺(だいほうじ)に向けて歩いている。五月晴れの朝は清々しく、風もさわやかだ。日が高くなれば汗ばむような暑さになるかもしれない。大…

出会い

出会いにはタイミングがある。だから、出会っていると思っていても実は出会っていないものも人生にはきっと多くある。たとえば、こんな一節。 わたくしといふ現象は假定された有機交流電燈のひとつの青い照明です これらについて人や銀河や修羅や海膽は宇宙…

ラガードであること

自分の中にある多様性について考える。たとえば「新しもの好き」としての自分について。 確かに「ちょっと変わったこと」「新しいこと」が好きだ。『モテキ』の中で小宮山夏樹は「自分の思ってもいない方向に進む人生が好きだ」と言った。そういう気持ちに共…

40年後に思いを馳せる

ある日家に帰ると家族が「幸福の黄色いハンカチ」を観ていた。Wikipediaによれば「幸福の黄色いハンカチ」は1977年10月公開だから、いまからざっと40年前になる。主演の高倉健も共演の武田鉄矢も桃井かおりも若い。同時期に「ルパン三世」のテレビシリーズが…

アンドレアス・グルスキー展

2年ほど前、amanaimages incというフォトストックを販売する会社にお勤めのYさんと話をする機会があり、そのときにアマナが発行する写真雑誌「IMA」SUMMER 2013年5月号vol.4をいただいた。とても丁寧に作られた写真雑誌で、作家ごとに、つまり作品のタイプに…

ミニ捨離

片付けはダイエットに似ている。本当はきれいに片付いた状態に憧れていて、散らかった状態が好きというわけではなく、でも、上手くはできない。「別にこれでいいじゃん」と開き直ってしまう。 部屋や本棚や机が片付かないのは、知らないうちに太る努力をして…

花火

ドロシーと付き合い始めた最初の夏、二人で戸田橋の花火を見に行った。高島平団地に住んでいたドロシーのおばさんの家に寄って、そのあと、西台の駅からぶらぶらと河原まで歩いた。不思議なもので、あのときの西台の駅の様子などをはっきりと思いだせる。 駅…

東山魁夷展

飯能と横瀬の境にある正丸峠からは、晴れた日には関東平野が一望できる。遠くには筑波山も見える。それを見に朝早く車で出かけたこともある。少し霞む関東平野は美しかった。遠くに巨人兵が眠る姿が見えたような気がした。 2008年の4月の終わり、北の丸公園…

ひっつきむし

多摩川を少し歩くと子どもの頃には見かけた覚えのない「ひっつきむし」を見つけることができる。コセンダングサではないかと思う。 ふと、MYKさんと電話で話したことを思い出す。MYKさんはそのとき、 今の世の中は、みんなのっぺりしていると思わないか? と…

フレンチドレッスィングのレシピ、感想付き

【フレンチドレッスィング~基本~】 酢 大さじ1 塩 少々 こしょう 少々 油 大さじ4 はちみつ 小さじ1~2 ケイパー 大さじ2 大変おいしい。塩は少々でも多めの少々。こしょうは少々でも少なめの少々。はちみつは好みで加減する。ケイパーはみじん切り。…

The World According to Me

ハリウッドのロマンティック・コメディが好きだ。 "恋人たちの予感"(When Harry Met Sally) "ボギー!俺も男だ"(Play it Again Sam) "グッバイガール"(The Goodbye Girl) "アメリカ万才"(Protocol) "めぐり逢えたら"(Sleepless In Seattle) "或る夜…

大坂屋花鳥

ある日の土曜日、京成小岩、むかし家今松師匠、「大坂屋花鳥」。 主な登場人物は、吉原の花魁、大坂屋花鳥。自らの鬱積と重ね合わせながら花鳥に溺れ、辻斬りで200両を奪い、そして花鳥が吉原に火をかけて逃がしてやる無役の旗本、梅津長門。八丈島に島流し…

落葉松の林の中で

富士山の山梨側、北口本宮冨士浅間神社の裏手から富士吉田口登山道ははじまる。その「中の茶屋」近くにフジザクラの群生地がある。群生地は新緑の落葉松の林の中にある。 フジザクラはそれほど背が高くない。花は少しうつむきがちに咲き、小ぶりで可憐だ。ち…

春の散文詩

春のアサリご飯 あさり600gは洗って砂出しなべに入れ だし こんぶ 5cm角水4cupを強火で煮立て あさりのふたが開いたらすぐ火をとめこす身とからにわける 煮立ちすぎるとあさりの身がかたくちいさくなるので口が開いたらすぐ火を止めること 竹の子…

インサラータ・ディ・カプレーゼ

夕食の前菜、インサラータ・ディ・カプレーゼ。 パジルの葉にトマトとモツァレラチーズ、そして少しのオリーブオイルと胡椒。パジルの風味がよく,そして何より簡単。 我が家の人気メニュー。 インターネットで検索するといろいろな盛り付けがでてくる.でも…

"Whare are we now?"

ロードマップに関する研究をしているケンブリッジ大のPhaal博士は、にこやかに笑いながらこんな風に言った。 ロードマップはコミュニケーション・ツールです。行為としてのロードマップ、すなわちロードマッピングがもっとも大事なのです。そしてロードマッ…