okadamktの日記

That's what we call a tactical retreat.

雑感

媒体としての性質

媒体には性質があると私は思っている。 たとえばFacebookは、深い”対話"や"議論"に向いた媒体ではなく、"提示"に向いた媒体だと思う。だから私は、Facebookで他の人のタイムラインに直接コメントを書くよりも、その人の"提示"をシェアをし、自分のタイムライ…

暮らしの保健室

小学生の頃、私の保健室は図書室だった。小学校の小さな図書室で本を読むことは私にもう一つの世界を与えてくれた。保健室には転んで絆創膏をもらいにいくか、掃除の当番で行くぐらいだった。保健室という場の価値、座ってゆっくりと話す価値はわかっていな…

わすれな草

認知症に関する私的ドキュメンタリー映画「わすれな草」(*1)の日本公開にあわせ、「認知症にやさしい生活圏とは」というテーマでパネル・ディスカッション(*2)が東京ドイツ文化センターで開催された。 モデレータは慶應大学大学院健康マネジメント研究科の…

2125年の人口

総務省統計局のサイトにある「日本の統計2017」の「第2章人口・世帯 2- 1 人口の推移と将来人口(エクセル:41KB)」から2015年以降の人口を切り出して表にしてみた。数字の単位は千人。 (表1) 淡々とした数字だが、0~14歳の年少人口は2095年では2015年の3…

未来を推計する

人口はすでにある未来だ。 友人の結婚式で主賓の小児科の先生が、「合計特殊出生率が1.5では私の年収はやがて半分になってしまいます。ぜひたくさんのお子さんを・・・」と、冗談とも本気ともつかない挨拶をされた。1995年頃の話だ。この年の合計特殊出生率1…

壁の乗り越え方

壁の乗り越え方には複数の方法がある。下記のリンクの絵をみてそう思う。 (組織の壁をどう越える?「バウンダリー・スパニング・リーダーシップ」とはより) ジョージ・ガモフの「不思議の国のトムキンス」では、主人公のMr. トムキンスは、光の速度が自動…

ミスキャスト

亡くなってしまった古い友人がよく「ミスキャスト」という言葉を使っていた。その人が持つ本来の能力や個性に対して、その人が就くべきでない役職やポジションに就いてしまっている状態をさす。昨今のTVニュースを観ながらときどきその言葉を思い出す。 ミス…

下妻物語

久しぶりに映画「下妻物語」を観る。 好きな映画なんだよなぁ。深田恭子も土屋アンナもいい。ジャスコや荒川良々や牛久大仏ほかワキもいい。ちなみに、今回初めて、真木よう子がちらっと出演していることに気がついた。 深田恭子演じる主人公はロココ調好き…

頑張るということ

よくテレビなどで、「リハビリを頑張ったので・・・」という台詞を聞く。しかし、特に何も感じず聞き流していた。「リハビリをちゃんとしたってことでしょ?」程度に思っていた。実感がなかった。 年末に骨折をして3ヶ月。骨に関しては医師から「もう次回か…

金環蝕

Amazonプライムで、ダム開発を巡る汚職事件をモデルにした邦画「金環蝕」を観る。1975年の映画だが、当時は中学生で上映されているのを知っていたレベルでしかない。原作が石川達三だということも知らなかった。 仲代達矢のヌメッとした感じも面白いが、なんと…

批判疲れ

そういう表現が好きな人には申しわけないが、「○○疲れ」という言葉を安易に用いることが私は好きになれないでいる。 流行の言葉に『疲れ』という単語を加え、それだけで「最近はなんかこういう気持ちだよね」とする演出態度の安易さが好きになれない。『疲れ』と…

身体を使うゲーム性

子どもの頃、ツイスターというゲームが流行った世代だ。検索してみて、「タカラトミーで今でも売っているのか!」という別種の感慨さえ生まれる。 http://www.takaratomy.co.jp/products/twister/ ツイスターの楽しさは、スポーツ未満で、身体性を持ち、適度な…

ブロッコリーの樹

子どもの頃には、ブロッコリーは食べなかったなぁと思う。 アブラナ科アブラナ属の花の総称を菜の花という。また菜の花の菜とは食用という意味である。ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属で花の部分を食用としている。以上のWikipediaの記事の記述を信じれ…

雛の調度

うつくしきもの・・・雛の調度。 写真の雛飾りを福岡に住んでいた頃に飾っていた。狭い部屋のサイドボードの上においてあったから『裏店やたんすの上の雛祭り』(高井几菫)が適切か。 それぞれのお飾りは毎年少しずつ買い足されていった。縮緬のお雛さまた…

リアルとフェイクの質的な境界

中野にあるキリン本社の受付のソファーに何気なく出川哲朗のリアル人形が座っていてちょっとビックリ。受付の人に内緒でちょっと触ってみて、そして改めてしげしげとみる。髪の毛の部分も植毛してるし、肌の質感とかもものすごくリアルだった。 氷結® おでん…

私には何が見えているのか

何かを信じるということの前提には自分に見えているものへの信頼が暗黙的にある。錯視はその根本を揺らがせる。 たとえば、お面の裏側が普通の凸面の顔として見えてしまう「ホロウマスク錯視」(*1)。私には下記の映像を何回見ても裏面のチャップリンの顔が…

ドーハ経由

アムステルダムからロンドン・ヒースロー空港への飛行機が強風でキャンセル。確かにアムステルダムも風が強くて、発着が遅れていた便もあったが、ロンドンからのブリティッシュ・エアウェイは連続でキャンセルされていた。イギリス上空の大型の低気圧のせい…

学びの機会

年末に地面とストリートファイトをした。そして惜しくも敗れた。左上腕骨頚を骨折。1ヶ月が経過し、関節可動域を増やすためのリハビリが始まった。 新しいことが起きると学びは多い。 上腕骨頚。骨頚を「こっけい」と読むことを知った。頚とは「頭を支える部…

心がざわつくとき

3Dプリンターって面白いなぁと思う。 最初に話を聞いたのはいつ頃だったろうか。私の場合は、たぶん2005年くらいにスイス連邦工科大の経営学の教授から「インクジェットの未来系としてステーキをプリントアウトする可能性について検討しているグループがいる…

居残り佐平次

「やっぱり人としての理想は居残り佐平次だよね」と常日頃思っている。 だから打合せなどで「居残り佐平次」と言って通じないと、それはそれでちょっと悲しいもんだ。佐平次とは「図々しい人間」を意味する隠語だという。フランキー堺が演じた幕末太陽傳の主…

心理的な近接性

「彼には彼の時間がある」と思いつつ、子どもが乗った飛行機を夫婦で眺めるなんて、つくづく自分たちは親ばかだなと思う。 それにしても、航空機の現在位置をほぼリアルタイムで表示するWebサービス「Flightradar24」はすごい。まるで自分たちもその飛行機に…

ひまわり花

ラリー・ニーブンのSF「リングワール」に登場する「ひまわり花」(Slaver Sunflower)。細かい設定は忘れてしまったが、光を集約して攻撃してくる生物兵器だったと思う。 向日性のひまわりの明るいイメージと、それらが無言で集団で攻撃してくるイメージとが…

対義語の世界。

対義語ってこんなに豊かだったんだ。しかも格助詞等を用いた文節や、場合によっては短文に対する対義語という新ジャンル。衝撃的。 そもそも私は誤解していた。対義語を反対語だと思っていたのだ。新解さん(新明解国語辞典)にきいてみよう。 たいぎご【対…

VR(仮想現実)の今。

VRを使った体幹トレーニング。フィットネスマシン兼フライングゲームコントローラ、ICAROS(イカロス)。試してみたいかと問われれば、答はもちろんイエスだ! www.youtube.com 理想の体型をゲット。さすがのDysonの吸引力。従来にない脂肪吸引マシーン。本…

餅は餅屋。

古い物言いかもしれないが「餅は餅屋」だと思っている。三味線を習うなら三味線のお師匠さん、大工なら大工の棟梁、植木屋なら植木屋の親方ということになる。では物の使い方なら? たとえばノートの使い方。『文具会社の社員が密かに実践する「ノート術」』…

そこにあるリソースと選択の結果

旧オランダ国鉄を継承したというオランダ鉄道が、運行するすべての列車の動力源を風力発電で運用することに成功したという。列車を運行する電力を100%風力でまかなうのは世界初なのだそうだ。 デンマークも電力消費の3割近くは風力発電で賄うという。デンマ…

呼ばれたい名前を名札に。

ワークショップに参加すると、よく『今日、呼ばれたい名前を名札に』と言われる。"日頃の肩書きに拘らず気兼ねせずに自由な気持ちで参加してください”という事務局側の配慮なのだろう。"肩書きを気にしてしまう人もいるから"という配慮、事務局側の参加者の…

風景の記憶

飯能と横瀬の境にある正丸峠から、晴れた日には関東平野が一望できる。遠くには筑波山が見える。ときどき、朝早くに車で出かけた。少し霞む関東平野は美しかった。遠くに巨人兵が眠る姿が見えたような気がした。 4月の終わりに、混む前にと思い、北の丸公園…

極相

植物の群落が遷移し、最終的に到達する段階を意味する「極相」という状態がある。東北日本であればブナ林が、西南日本であればシイ、カシ林などがその代表となる。里山や植樹林を除けば、丹沢山塊がブナ林的で明るい感じの林が続き、川崎などの平地ではシイ…

ちはやぶる

「恋す蝶」という蝶はどんな蝶なのか、「ゆらの塔」というふしぎな塔はどこにあるのか 子どもの頃に感じた百人一首の思い出を歌人佐々木幸綱はそんな風に語っている(*1)。落語の「千早振る」(*2)に思わず共感してしまうのは、誰もが同じような気持ちになった…